ドドリア無双の回！Z 48話「悟飯危うし！死を呼ぶ追跡者ドドリア」

アニメオリジナル要素　★★
原作　：　22巻254、255、256話

Contents

・あらすじ

ドドリアとナメック星人の若者の戦闘が始まる。若者たちも奮戦するが、ドドリアの圧倒的なパワーの前に次々と倒されてしまう。残された長老と子ども達に対して、フリーザはさらなる要求を突き付ける。

原作においても強烈な印象を残したドドリア。今回は最初から最後までドドリアの出番ばかりです。ドドリアさんのファンは絶対に外せない回ですね。ドドリアファンがいるのかはわかりませんが。

ナメック星人の若者との戦いはほぼ原作通り。
長老の首を折って殺害する残忍な場面では、なぜか残像拳のように複数のドドリアが登場する演出が加えられています。

明らかな原作との違いがありました。ナメック星人の子どもの1人、カルゴを殺害するのは原作ではフリーザですが、アニメではドドリアが口からの怪光線によって葬っています。

フリーザの出番を奪うほどの優遇ぶりを見せたドドリアですが、次回はベジータと出会ってしまい大ピンチを迎えることになるのです。

ドドリアの標的となったデンデをかばって姿を現した悟飯とクリリン。ドドリアは逃げる彼らの後を追います。
これも原作通りですが、ドドリアが光弾を連発して、クリリンの足を捕まえるという箇所が追加されています。
得意の口からの怪光線も威力十分。

以降はクリリンの太陽拳をまともに受ける、原作通りの展開。「目がー、目がー」と、口に出して言いたくなる台詞も聞く事ができます。

ドドリアに比べて今回は冷静なふるまいを見せていたザーボン。彼が真の力を見せるのもまた後の話です。

原作と同様にザーボンは「フリーザさま、スカウターなしでドラゴンボールをさがせるでしょうか…」と心配しますが、原作と違ってフリーザが返事をしてくれません。ドドリアへの指示を優先されてしまいます。

しかもオリジナル要素として、突然現れた悟飯やクリリンは何者だろうかとフリーザに話しかけるのですが、ここでもフリーザはストレートな回答をしてくれません。

あの山が（視界に入って）邪魔なんですよねえ…と呟いて、一瞬で山を消し去ってしまうフリーザ。邪魔者を排除する意思を婉曲に示している一コマでしょう。フリーザのおいしい演出に組み込まれてしまいました。