前回の後半はなかったことになった! Z 107話 「生きていた孫悟空 Z戦士が全員復活だ!!」

一言で感想 : 1話で願いを6つもかなえたんですね

アニメオリジナル要素 ★★★★★
原作 : 28巻329話

・あらすじ

ナメック星のドラゴンボールにより、悟空やクリリンを生き返らせる道筋ができた。ナメック星人やベジータたちはカプセルコーポレーションで過ごし、いよいよ次にドラゴンボールを使える日になった。

398デンデ

・見どころ!

アニオリ部分を矛盾なく回収にかかる!

今回は過去回のアニオリ要素が原作と矛盾しないように、いろいろ展開が工夫されています。それでいて新たなアニオリ要素も追加してくるという場面もあります。なかなか見ものです。

まず、前回の106話で悟飯をボコボコにして去っていったベジータでしたが、今回は冒頭から何事もなく悟飯たちのところにいます。これはもう説明抜きで、前回の件はなかったことにした方がいいのでしょう。

悟空やクリリンを生き返らせる際、ナメック星のあった場所(=宇宙空間)で生き返るので、また死んでしまうと悩んでいたブルマたちに対し、ベジータは魂を地球に移動させてから生き返らせればいいとアドバイス。感謝した悟飯がお礼を言いながら握手を求めます。

前回は本気で殴り合って相当出血していた2人ですが、完全にその険悪なムードがなくなっています。

ベジータが「オレは見てみたい…超サイヤ人を」と原作で言っていたセリフも、「オレは見てみたいだけだ…超サイヤ人になったカカロットの強さを」と変更。
アニメでは101話で超サイヤ人の悟空と会っていますからね。姿はもう見たので闘っているところを見てみたいという形の変更になり、矛盾なく済んでいます。

一方アニメオリジナル点。ナメック星人たちに加え、ベジータもカプセルコーポレーションに住まわせようと誘うブルマ。
「えっと、ベジータくんだったわよね」などと呼びかけます。ベジータも「ベジータくん!?」と面食らった表情。ブルマはナメック星でベジータに会ってはいましたが、あまり会話はなかったのですね。

ドラゴンボールでヤムチャたちが復活!

今回はアニオリ要素が多くて興味深いシーンがたくさん。実際に見た方が面白そうです。
カプセルコーポレーションで暮らし始めたナメック星人たちの様子が描かれます。

ピッコロは修行をしています。ピッコロは別にここにいなくてもいいような気がしますが…
ムーリ最長老たちはブリーフ博士とゴルフに興じており、子どものナメック星人はカードゲーム。カエル姿のギニューはコーポレーション内のカエルのリーダー格になったようです。

ナメック星のドラゴンボールは130日で再び願いをかなえられるようになります。
ということで悟飯や亀仙人たちがカプセルコーポレーションに集まります。
ベジータはまだ壊れたままの戦闘服を着ています。

ここまででまだAパートが終わったところですから中身が濃いです。

原作では文章のみでしたが、空が暗くなってポルンガが出現したことにより町の人々が驚くシーンも追加されています。そして今回かなえた願いは6つです。

・クリリンと悟空の魂を戻す
・クリリンを生き返らせる
・ヤムチャを生き返らせる

さらに130日経ち、
・餃子を生き返らせる
・天津飯を生き返らせる
・ナメック星人たちを別の星へ移動させる

悟飯とデンデの涙の別れもあり、今回は終わりです。いろいろとあった回でした。

・その他のキャラクター

チチ、ブリーフ博士

亀仙人やヤジロベーたちと宇宙へ向かおうとします。メンバーは他に、ウーロンやプーアルもいます。
出発間際でしたがブリーフ博士がまだ何か言ってきます。ブルマから、皆が地球に戻っていると連絡があったことを今頃思い出したようです。
結局宇宙へは行かず、飛行機で悟飯を迎えに行きました。

ベジータは用のなくなった宇宙船を発見。
ポルンガが出ている最中に、宇宙で修行している(と思ったらしい)悟空に負けていられないと考え、宇宙へ飛んでいきました。