悟空がいたから楽しかった GT 64話 「さらば悟空…また逢う日まで」

一言で感想 : これでドラゴンボールのお話はおしまい

・あらすじ

突然現れた神龍はもうドラゴンボールは使わせないと言い、悟空と共にどこかへ飛んで行ってしまう。そして時は流れ、再び孫悟空を名乗る少年が天下一武道会に出場していた。

・見どころ!

神龍と悟空の謎めいた行動

今回でドラゴンボールGTも最終回。すでに最後の敵は倒し終わっていますので、エピローグ的な話です。
神龍がいきなり現れて悟空を回復させ、もうドラゴンボールは使わせないと言ってきます。邪悪龍の件もあったので悟空も同意しますが、最後の願いとして、亡くなった人たちを生き返らせてほしいと言います。ギルが復活して、パンの元に飛んできました。三星龍に殺されていたのでしょうか?そもそもロボットではないかとか、疑問もありますが。

生き返らせるのは、正確にどの件で亡くなった人なのかを言っていないのがポイントですね。クリリンは邪悪龍でなくその前の17号に殺されていましたからね。17号関係であの世とこの世の境界が歪んでいたのも、ドラゴンボールの使いすぎに端を発しているという説明も前に少しありましたから、わからないでもありません。

そして神龍が悟空に対し「さあ行こうか」と言い出します。悟空には何のことかわかっているようで、神龍の背中に乗って、そのままどこかに行ってしまいます。その場のベジータだけは、悟空がどうなるのかを察していたようです。

家族に対しては軽い調子で「ちょっと行ってくる」と言って去った悟空。空を行く神龍は、ヤムチャとプーアル、天津飯と餃子の上空を通ります。悟空との絡みはないものの、彼らの姿も久々に見られました。

そして場面はカメハウス。亀仙人、ウミガメ、そしてクリリンがいます。18号たちはいませんね。どういう経緯でクリリンがカメハウスに来ていたのかはよくわかりません。生き返ったことの報告でしょうか。

昔を懐かしむ悟空とクリリン。そして感動シーンとしてよく挙がる、2人の組み手が始まるのでした。
かつての仲間に会いに行くという、RPGのエンディングのような展開はもう少し続き、今度は地獄にいるピッコロに会ってこれまでの感謝を伝えました。

印象的なシーンが多すぎて書き切れないぐらいです。未視聴の方は実際に最終話だけ見てもいいかもしれませんね。バトルがないですし知っているキャラばかりが出てくる展開ですから。

神龍の背中が温かいと言い、眠りにつく悟空。その体にドラゴンボールが入っていきます。どういう意味なのか解釈が分かれるところです。個人的には悟空も神様のような存在になったのかと思いますね。

時は流れて

以降はいきなり時代が飛び、舞台は天下一武道会。悟空はミスター・サタンと並ぶ伝説の存在になっています。孫悟空という少年が出場しており、少年の部の決勝戦まで来ています。対戦相手はベジータそっくり。
観戦しているパンは、孫悟空少年のひいひいばあちゃんだそうです。何歳でしょうか。ブルマに似た人物も登場しますが、パンの素性が知られていないことから両家の関係は疎遠になっているようです。

決勝の2人の闘いは、かつてのトランクスと悟天の闘いと似たような構図で展開。ライバル関係復活でしょうか。
パンには決勝戦を観戦する、祖父の悟空の姿が見えるのでした。

そして「DAN DAN 心魅かれてく」をBGMに、無印時代からのシーンの振り返りが入ります。GTで採用されたのはベビーを倒すシーンぐらいですね。ほとんど無印かZ。

「悟空がいたから楽しかった ドジで明るくて 優しくて そんな悟空がみんな大好きだったから これでドラゴンボールのお話はおしまい」という、語り草のナレーションが入って終幕となりました。

なおこの後、「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」が流れる通常のエンディングも流れます。最終回特有の「DAN DAN~」でのエンディングというわけではありませんでした。

・その他のキャラクター

今回は省略します。