今回も危なかった悟空 GT 56話 「太陽の次は極寒!炎と氷の兄弟龍」

一言で感想 : 三星龍の行動は意味不明

・あらすじ

悟空と四星龍の闘いは激しさを増すが、そこに四星龍の兄である三星龍が乱入。相手を凍りづけにする能力の持ち主であり、悟空を大ピンチに追い込む。

・見どころ!

不思議な決着?

前回はベジータの過去の回想ばかりで1話が終わりましたが、今回は悟空と四星龍の闘いに戻ります。

四星龍は超サイヤ人4悟空よりも速さが上だと悟空が認めます。しかし悟空の方がパワーは上だそうで。なんかフリーザ第三形態戦のピッコロみたいですね。あのときはフリーザが両方上回っていましたが、悟空と四星龍の力関係は悟空の言うとおりのようです。

スピード云々でいくと、まず悟空には瞬間移動があることが思い出されます。実際に悟空もすぐにそれに思い当たったのか、連続で移動しながら四星龍の隙を探ります。しかし四星龍はそれにもついていけるほどの速さ。かめはめ波より先に炎の気功波が悟空に当たります。
悟空が瞬間移動していたのか、それとも残像拳のように高速で動いていただけなのかはわかりませんが、ともかく隙を突いてかめはめ波を撃つ作戦は失敗しました。

ですがなぜかおかしな展開。崩壊しかけた建物の中に逃げ込んだ悟空を追いに入っていく四星龍。間の抜けたBGMが流れ、悟空の姿を見つけた四星龍は気功波を撃ちますが、悟空は鏡を使って偽物を見せており、背後に忍び寄っていました。

完全に悟空に背後を取られた形の四星龍はいきなり敗北を認めてしまう始末。結局悟空が、先頃パンの命を取らなかった四星龍に借りを返す形で、勝負続行となります。もうちょっと盛り上がりそうな闘いでしたのに、あっさり終わりすぎましたね。あっけないというか物足りないというか。

苛立つ三星龍登場

そこに乱入してきたのが三星龍。四星龍の兄ですが、考え方が大分違っていてあまり仲はよくないようです。借りを返すとか言っていた悟空と四星龍のやり取りが気に入らない三星龍。四星龍に代わって悟空を始末するつもりです。

ですが実力面では四星龍に及ばないのか、肉弾戦では悟空に圧倒されてしまいます。ですが得意技の冷凍光線で悟空の体を凍りづけにします。GTでは氷漬けの技がたまに出てきますね。ヘルズバスターのときもそうでした。

三星龍は悟空の全身を凍りづけにしたことでほぼ勝利が確定。悟空も本気で動けずにいるような独白が入ります。これは絶体絶命ですよ。
ですが三星龍が意味不明なことを言いだします。なぜか自分でとどめを刺さずに、四星龍にやらせようとするのです。手柄を譲ってあげようとか言い出すのですが、その理由がよくわかりません。自分でやればいいでしょうに。

四星龍が悟空を殺すことで、甘ったれた根性が直るだろうというのが三星龍の言い分ではありますが、もともと四星龍は悟空を殺す気で闘っていたとは思うんですよね。三星龍が自分でとどめを刺した方が絶対に早いです。甘い性根を直したいなら、まだ生きているパンあたりを始末させれば同じことでしょうし。

四星龍は必殺の火球「バーストアタック」を悟空に繰り出しますが、氷に対して炎ですよ。当然のように悟空の氷が溶けてしまいます。なぜこうなったのか考えると頭が痛くなってきます。

ナレーションでは三星龍について、「勝つためには手段を選ばない」とか言っていますが、今のところ三星龍はそれほど卑怯なことはしていません。悟空にとどめを刺す力がないから四星龍に譲ったのならばまあわかりますが、そういうわけでもないでしょうし。氷付けの相手はどこかに投げてぶつけでもしたら倒せますから。

・その他のキャラクター

パン

三星龍に襲われてドラゴンボールは取られてしまいました。ボロボロの姿ですが、四星龍にやられたときからすでにボロボロだったような気もします。そもそも三星龍がパンを殺していないのも不思議でしたが、後から一応役割がありました。