怪獣映画みたいだ 劇場版「ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ」

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一言で感想 : バイオブロリーはあまり強くなさそう

・あらすじ

ミスターサタンのもとにお金の取り立てに来た18号。金を渋るサタンに対して強く迫っていたところに、サタンの幼馴染であるジャガー・バッダ男爵からの使いが訪れる。自分の作ったバイオ戦士とサタンとを戦わせようという試みで、近くに来ていたトランクスや悟天はサタンや18号と共にジャガーの元へ向かう。なんとバイオ戦士の中には死んだはずのブロリーの姿があった。

・見どころ!

今回は悟天が活躍

タイトルでは話の内容がわかりにくいのと、あまり語呂がいいと思えないので、実は個人的にあまり好きでないタイトルなのでした。内容は面白かったのですが。

前回の劇場版「危険なふたり!超戦士はねむれない」では、トランクスが頑張って戦っていたのに自分勝手な行動が目立った悟天。今回は兄の悟飯が出てきませんので、話の中心として頑張らなければいけません。
ブロリーは培養液漬けのバイオブロリーと化して襲ってきますが、前回ほどの圧倒的な実力は感じられません。結構いい勝負をしています。
悟天とトランクスが協力して敵にあたるという、実はあまりなかったシチュエーションが楽しめます。時期の関係でゴテンクスにもなっていませんし。

今回もトランクスが1人でブロリーと闘う状況になって「オレ1人じゃ無理だよ」と弱音を吐きますが、今回悟天は肩を怪我してしまうという状況で、すぐに助けに向かって行けなかったのもやむを得なかったと思います。
むしろ悟天1人でも果敢にブロリーに挑んでいきますから、ずいぶんと責任感が芽生えてきたのではないでしょうか。まあ、本編にそれが活かされたりするわけではないのですが。
あとバイオブロリーはかつてのブロリーほど威圧感がないように思います。

バイオ戦士と科学者たちの悲哀

ジャガー・バッダ男爵が雇った科学者によって創造されたバイオ戦士。彼らの素性は不明です。服を着ていないようですが、肌の色がカラフルなのであまり気になりません。
サタンたちがバッダのもとにやってきたときには、バイオ戦士たちはトレーニング中。最初から強いのではなくて、やはりトレーニングはしなければならないのでしょうか。

サタンの弟子扱いにされた18号に挑みかかりますが、全く歯が立ちません。さらに悟天やトランクスに対しても同じ。さすがにミスター・サタンが相手なら勝てるのかもしれませんが、具体的な描写がなく不明のままです。

ブロリーの暴走によってあふれ出てきた培養液に取り込まれ、バイオ戦士は全滅してしまったそうですが、彼らは何のために生まれてきたのでしょうか。名前はあったのでしょうか。感情はどうでしょうか。バイオ戦士同士で仲良かったりしたのでしょうか。考えるとだんだんと悲しくなってきます。

あと彼らを生み出した科学者たちが大勢いましたが、同じく培養液の餌食となり多数の死者が出ているように見えます。
前作に出てきたオンバッチャマの祈祷師は今回の元凶ですから、犠牲になっても視聴者としてはあまり気の毒でないのですが、科学者たちはそこまで悪いわけでもないのでは。
ジャガー・バッダ男爵など、ピンピンしていましたからね。

・その他のキャラクター

孫悟空

最後にちょこっとだけ登場します。この時は死んで界王様のところにいました。
地獄で暴れているブロリーを、パイクーハンと共に倒しに行くように依頼が来ます。結局この後で行ったのでしょうか。

セルをあっさり倒したパイクーハンであっても、1人ではブロリーを抑えきれないのかもと考えると、また力関係がややこしくなってきそうです。

気になるのは、今回クローンとして誕生させられたブロリーは死んでどこへ行ったのかということですね。
科学者たちはブロリーの血液からクローンを生み出して、しかも早い段階で大人ブロリーにまで成長させています。そもそも大人の時の血液を採ったから、クローンも大人として生まれてくるんでしたっけ?遺伝子工学は難しくてよくわかりません。
この技術があればブロリーをもっと何体も生み出す事ができていたようにも思います。

話がそれましたが、悟空が地獄に向かったら今回のバイオブロリーもいたりするのでしょうかね。不思議な話ですね。