悟空に似たサイヤ人!劇場版「ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」

一言で感想 : 時期や仲間構成が完全にパラレルな話!

・あらすじ

地球で平和な時間を過ごしていた悟空たちだったが、宇宙を荒らしまわるクラッシャーターレス軍団に目をつけられ、星の命を吸い上げて育つ神精樹の種を地球にまかれてしまう。地球滅亡の危機に悟空たちZ戦士が立ち上がったが、相手は悟空と同じような外見をしたサイヤ人、ターレスを中心とした戦士たちだった。

・見どころ!

クラッシャーターレス軍団は人数も多い!

これだけ名前のある劇場版敵キャラが出てくるのも珍しいですね。
クラッシャーターレス軍団はそれなりに個性のある面子です。

図体のでかいアモンドや、あの中では美形のポジションっぽいダイーズ、ロボットのカカオに双子のレズンとラカセイ。

彼らは神精樹の身を食べてパワーアップしていたように見受けられましたが、そうなるとカカオのことが心配になりました。
あいつ物を食べられるんでしょうか?

レズンやダイーズが神精樹を食べまくって強くなっているのに、カカオはずっと元の強さで格差ができたりしませんかね?
しかし設定上、カカオは全身を強化したサイボーグなので単なる武装した戦士という見方もあります。それなら大丈夫なのかも。

Z戦士がそれぞれ散らばって戦う!

今回は悟空、ピッコロの他、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子そして悟飯が参戦します。

原作ではサイヤ人戦でピッコロ、ヤムチャ、天津飯、餃子は死亡していましたから、原作で言うとどのあたりの話なのかは決める事ができません。パラレルストーリーですね。

ピッコロと悟飯は参戦が遅れますが、他のメンバーはそれぞれクラッシャーターレス軍団の面子と一対一の戦いを展開することになりました。

こういう、「敵の手下」対「味方の仲間」という図式の場合、ほぼ2パターンに分かれる印象があります。
「味方の仲間」が苦戦の末に全勝するパターンか、味方も敵も、勝つ人もいれば負ける人もいて半々ぐらいの勝率となるパターン。

この劇場版の場合は結構裏切ってきます。なんと仲間のZ戦士が全敗。悟空は交戦していたダイーズを吹っ飛ばしたものも倒し切れず、ターレス戦へ移行します。

クラッシャーターレス軍団は全勝した(ダイーズのみ危なかった)勢いに乗って悟空に挑みます。
しかし悟空が一気に全員を殴ったり蹴ったりして、ほぼ同時に全滅してしまいます。ここで全員死亡したようですね。

後からターレスに対しても、傷ついたZ戦士が一斉に襲い掛かり、全員返り討ちにあうというシーンがあって、対照的です。どちらも「邪魔だー!」とか言われています。

悟空はむやみに殺生はしないタイプなので、クラッシャーターレス軍団をいきなり皆殺しという感じでは殴っていないのでしょうが、結果的に全員死亡。
一方ターレスはZ戦士を殺す気満々で殴り掛かっているはずですが、Z戦士側は誰も死なず。結果も対照的なものになりました。

天津飯や餃子とは微妙に距離がある…?

悟空がターレスに最後の元気玉を撃つ前、Z戦士たちが悟空にテレパシーで呼びかけます。

元気玉を撃つようアドバイスする声や、自分もまだ生きているのだと元気づける声。
悟空は一人一人の声に「クリリン…餃子…」と、名前を呼んで答えます。

ところが「俺もまだ生きてるぞ」という天津飯の声はなぜかスルーして、直後の悟飯の声にだけ反応します。
見ていてかなりびっくりしたシーンです。天津飯だけ呼ばれていないという…

それの結構前、餃子は戦闘中に敵の双子の一人、ラカセイに追いかけられます。

飛びながら必死で逃げていますが、業を煮やしたラカセイが放つ連続エネルギー波を受けて、気絶したまま落下してしまいました。

とそこへ乱入してきたのが悟飯。
よくも餃子さんを、という展開になるような場面ですが、なぜか「動物さんたちの森を壊すなー!」と怒ってラカセイに襲い掛かります。うーん、餃子のことは結構どうでもいいみたいですね。

普段からあまり絡みがないので、あまり餃子が倒されても悔しくないのでしょうか。

・その他のキャラクター

ターレス

上ではほとんど紹介するスペースがなくなってしまいました。
悟空に似たサイヤ人です。似てるというか瓜二つですね。声優も野沢さんが任されて一人三役。

初登場の時点では悟空よりも弱いのですが、神精樹の実を食べて大幅にパワーアップ。
スラッグやクウラも初登場時点では悟空より弱いんですよね。意外な感じですけれど。それぞれ何かしらの方法でパワーアップしてかかってきます。

悟飯を大猿化させますが、意のままに操るあたり頭もよさそうです。