一言で感想 : ブウは自分の生まれ変わりの試合ぐらい見てはどうか
アニメオリジナル要素 ★★
原作 : 42巻519話
・あらすじ
ドラゴンボールZ最終回。天下一武道会で悟空とウーブとの闘いが始まり、予想外のウーブの強さに一同は驚きを隠せない。闘いが激しさを増す中で悟空がある提案をする。
・見どころ!
ウーブの猛攻が悟空に炸裂!
天下一武道会で悟空とウーブの闘いが始まりました。
原作では悟空はウーブの攻撃をかわしたり受け切ったりしていましたが、アニメではしばしばクリーンヒットする場面があります。
悟空はウーブが悪ブウの生まれ変わりだと確信したようで、容赦ない攻撃を浴びせます。飛び上がって床にウーブを叩きつけたりしています。
ウーブもダメージは受けたようですが、徐々に悟空の攻撃スピードについていくような動きの冴えを見せます。
観戦している皆も驚き顔。ベジータもクリリンも悟飯も信じられないという表情ですが、ピッコロだけがニヤリと戦況を見守っています。
サタンとミスター・ブウは控室でまったく試合を見ていませんでした。ブウもさっき悟空に生まれ変わりが出ているという話を聞いたのですから、試合ぐらい見ておけばいいのに。控室が激闘の影響で大きく揺れ、驚いて2人も観戦に飛び出してきます。
悟空が超サイヤ人になっていないとはいえ、ウーブの力の方が上回ったのではないかと思える場面すらあります。先ほどのお返しとばかりに悟空を地面に叩きつけ、悟空も「効いたぞ」と力を認めています。
ウーブを勧誘する悟空!
悟空はついにウーブにかめはめ波を撃とうとしますが、その前に武舞台が壊れだしてウーブは場外負けの危機。そこを悟空が舞空術で救うというシーンが入ります。
そこから原作通りにウーブを武術の道に勧誘する流れとなります。
家族や友人たちに別れを告げるところでパンが駆け寄ってきて、悟空に会えなくなるのが嫌だと猛抗議。
この他悟天、トランクス、ベジータとはそれぞれ会話が入ります。
悟空は対戦相手を求めてウーブを鍛えるという魂胆らしく、それがGTの初回にもつながっていきます。
以降は少し天下一武道会の続きがダイジェストで映ります。
特筆すべきは悟天対パンのシーンがあることですね。ということはミスター・ブウ対悟天の闘いに悟天が勝ったようです。
しかもパンが悟天にビンタで勝利したような展開になっています。結局優勝が誰だったのかは定かではありません。トランクス対ベジータの結果次第でしょうか。
そしてエンディング。これは特に背景が変わったりするわけではなく通常通りです。曲も「僕達は天使だった」で変わりません。次回予告がなく完結となりました。
・その他のキャラクター
ノック、キャプテン・チキン
Bパートではなぜかこの2人がフィーチャーされます。
悟空とウーブの闘いのハイレベルさに怯えている2人。ノックはベジータに殴られて吹っ飛ばされた割に元気そうに観戦。ちなみにノックも成長したデンデの声も結城比呂さんなので、便利使いされています。
キャプテン・チキンは名前の通りチキンなのか、恐れをなしてノックと共に逃げようとしています。
ノックはすでに負けたような扱いなので逃げ帰っても問題ないのでしょうが、キャプテン・チキンはそういうわけにもいきません。
ですが、「助けを求める声がする」と言い出して強引に逃げ去ってしまい、試合放棄となりました。彼は普段はヒーローだったんですかね。
ちなみにキャプテン・チキンの1回戦の相手はキラーノですから、勝てたかもしれません。