DRAGON BALL THE MOVIES #09 ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴 [ 野沢雅子 ]
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一言で感想 : 味方も敵も数が多い、集団戦が楽しめます
Contents
・あらすじ
大富豪のギョーサン・マネーが天下一大武道大会を開催。優勝者にはミスター・サタンへの挑戦権が与えられるが、それとは関係なしに孫悟飯、トランクス、ピッコロ、クリリンらは各自の思惑を胸に出場する。
しかし対戦相手となる、サタンの弟子という触れ込みだった銀河戦士はボージャック一味とすり替わっていた。孫悟空不在の地球に危険が迫る。
・見どころ!
敵味方が入り乱れての戦闘!ただし協調性があるのは敵側のみ
今回は味方側のキャラが多いのは嬉しい要素ですが、敵にやられすぎなのが気になります。
敵側のボージャック一味はボージャックの他、手下が4人。
そのうちゴクアは先に戦線離脱するものの、残った3人(ブージン・ビドー・ザンギャ)はサポート役に徹してZ戦士側を大いにてこずらせます。
一方味方側は、数では敵側を上回っているのですが、最終的に悟飯を残して全員が戦線離脱してしまいます。
貢献度が高いのは、敵を単独で1人倒し、その後も援護に回ろうとしていたトランクスぐらいで、ピッコロは悟飯の危機を最初は救ったものの、すぐにボスのボージャックに挑んで倒され、ベジータも毎度のごとく協力する気があまりありません。
悟飯VS敵の3、4人という状況に何度も陥ってしまうのは可哀想でしたね。大人がもうちょっとフォローしてあげないと…
その分最後に悟飯が一気に片づけて回る爽快感につながってはいます。
クリリンは前半に出番が多かったものの、倒れて以降はずっと出番なし。
ヤムチャと天津飯は、アニメ版のセルゲームにおいて悟空や悟飯を献身的に援護していたので、今回もそれをやってくれればいいのですが、悟飯のもとに駆けつけたところで早々に敵に突貫してしまい、すぐに戦闘不能。
協力し合わず単独で挑んで返り討ちにあうという、珍しい協調性のなさが見ていて悔やまれました。
天津飯VSトランクスという珍しい対決!
あまり劇場版に出てこない天津飯ですが、大会の組み合わせでトランクスと対戦します。
劇場版を時系列に組み込むと、セル戦後に「もう会うことはないと思う」と言っていたのですが、意外と早い再会だったことになりますね。
トランクスは超化せずに生身で勝負しようと考えたのか、超サイヤ人になることなく、序盤はかなりいい勝負を繰り広げます。
天津飯は気功砲も放つ上に、トランクスと激突した際に顔面に一撃入れたりもします。
久々の見せ場で天津飯ファンも嬉しくなるところでしょう。
一方ヤムチャは大会には参加しているものの、やる気のないところが描写されており、あまり活躍シーンがないのが残念ですね。もうちょっとなんとかしてほしかったところ。
・その他のキャラクター
ボージャック
今回の大ボスですが、おそらく前作のブロリーよりも弱いのだろうなあとなんとなく思ってしまうキャラクターです。複数で攻撃してくるからでしょうか。
超能力で動けなくなっている悟飯をぶん殴ったり、攻撃する際に部下を犠牲にしたり、大物感があったのにやり方に小物感が感じられるのが惜しいですね。SFC「超武闘伝2」のストーリーでも、彼の後にブロリーが出てくる展開でしたし…
ザンギャ
珍しい敵役の女性キャラということで、支持が大きそうですね。
SFC「超武闘伝2」にもプレイアブルキャラクターとして参戦しました。
実は本作でまともに喋った台詞は少なく、最期の悲鳴以外はボージャック登場時の紹介台詞ぐらいです。
ブージン
喋り方と見た目が面白く、キャラが立っています。真似したくなる喋り方ですね。
「逆らうやつは…殺す」っていうのが好きなセリフです。
ミスター・サタン
序盤はZ戦士が大会に参加しているのを目の当たりにして、どうしようかと悩んでいる場面が多く描写されます。
異常事態が発生してからは、それに対処すべく参戦を主催者側や客から望まれるのですが、トイレにこもってなかなか出てこない等、時間稼ぎに尺がとられます。
それでも終盤に活躍する場面があるのでなかなか優遇されています。
最初から最後まで出番が多めですが、天津飯対トランクスの場面にはちょっと出張ってこないでほしかったですね。