亀仙人久々のバトル 劇場版「ドラゴンボールZ 復活の「F」」

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ドラゴンボールZ 復活の「F」 [ 野沢雅子 ]
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一言で感想 : アニメとの差異を探すのも楽しい

・あらすじ

かつて悟空達と死闘を繰り広げたフリーザがドラゴンボールにより復活。これまでしたことのなかった修行をすることによって、その力を大きく上げたフリーザが軍と共に地球へ乗り込む。悟空とベジータが不在の中で悟飯やピッコロらがフリーザ達を迎え撃つ。

・見どころ!

シサミとタゴマの活躍が逆転

私は「ドラゴンボール超」のアニメのフリーザ復活編に該当する話を見てからこの劇場版を見ました。アニメとは若干異なる点がありますね。

フリーザ軍として出てくるのがソルベとタゴマとシサミ。
ソルベはフリーザ亡き後に軍をまとめるという役割を担っていますが、戦闘力自体は今ひとつのようでそこはアニメとあまり変わりありません。土壇場で悟空を狙撃するシーンもやはりあります。ただこのとき、アニメでは悟空は超化を解いているのですが、劇場版では超サイヤ人ゴッド超サイヤ人のまま胸元を撃たれて倒れます。

超サイヤ人ゴッド超サイヤ人を倒すソルベの光線銃というのは何なのかと、見ていた人も疑問に思ったのではないでしょうか?そういう意見が合ったのかはわかりませんが、アニメで超化を解く方向に買えたのではないかと思ったりします。

さてアニメではフリーザの修行相手に選ばれ、とんでもない実力に成長したタゴマでしたが、劇場版では素潜り以外は活躍できませんでした。ソルベからは彼はザーボンとドドリアに匹敵するほどの実力だと言われているのですが、フリーザからするとあまり興味を持たれていないようで、失言がきっかけで宇宙の塵となってしまいました。

活躍がアニメより多かったのがシサミ。パワー型の戦士として登場し、フリーザ軍が悟飯達によって大勢倒されていく中で出陣します。相手となるのがピッコロでしたが肉弾戦でリードし、さらに魔貫光殺砲をかわして一撃を加えるというとんでもない実力を見せます。

原作終了時点のピッコロは17号と互角の状態からさらに修行を続けているということで、ナメック星時点のフリーザよりも強いはずですし、悟飯と違って修行を怠けている様子もないために弱体化もしていないと思われるのですが、なぜシサミにやられかけているのでしょうか。不思議です。シサミ自身は超サイヤ人となった悟飯にあっさり倒されますが、これは妥当でした。

亀仙人参戦に驚かされた

今作では亀仙人が戦闘要員として登場します。悟空達の師匠ではありますが、解説役のようなポジションに収まりきっていましたのでこの参戦は意外でした。
フリーザ軍を迎え撃つ、悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、ジャコと共に闘います。本作は結構彼らが闘うシーンも多くていいですね。

亀仙人が強さ的にフリーザ軍を倒せる化という疑問については、いろいろなところで言われていると思いますのでここであまり書こうとは思いません。個人的には雑魚兵士は劇場版「この世で一番強いヤツ」のDr.ウイローの手下のキシーメとかエビフリャーぐらいの強さだと脳内で補完すれば、亀仙人がそこそこ闘えているのもまあ納得はできます。私はなぜか、あの話の亀仙人の強さはそれほど疑問に思わなかったんですよね。

肝心の悟空とフリーザの闘いは、かめはめ波をフリーザが受け止めようとするシーンとか、かつての闘いのオマージュのようなシーンがあってちょっと懐かしかったですね。

・その他のキャラクター

ベジータ

一応悟空と共に地球に戻ってきて、体力を消耗したフリーザを圧倒します。アニメ版とほぼ同じですね。
フリーザに再び自分に従うよう誘われますが、視聴者の誰もベジータが裏切るなんて思っていなかったでしょうから、このくだりをさっさと済ませて話を進めたのはよかったです。