人造人間たちと3対3 劇場版「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」

一言で感想 : 13号は少し影が薄い気がするが

・あらすじ

ドクター・ゲロは殺されたが、彼の研究施設は人造人間の開発を続けていた。孫悟空の抹殺に向けて16号より前のナンバーを持つ人造人間3体が動き出す。

・見どころ!

超サイヤ人3人のそろい踏み

タイトルにもある通り、超サイヤ人3人が出てくるのが魅力的でした。
悟空、ベジータ、トランクスですね。相手の人造人間も3人いて、それぞれが1人ずつを相手にする3対3の形式になるのはやはりワクワクします。

13号が悟空と、14号がトランクスと、15号がベジータと戦います。
無口で無表情の14号に対し、15号はたまにニヤニヤしていて不気味です。
ベジータは劇場版では珍しく中ボス格の敵を仕留めています。ドラゴンボール超が出るまでは実力の割にあまり優遇されていなかったベジータであるだけに、ここでの勝ち星が貴重でした。

トランクスは14号戦では剣を使用。後の劇場版でも重要エピソードとして登場する剣ですが、原作で18号に通じず、今回13号にも通じません。折れたのではないかと思いますが…ただ14号はこの剣で真っ二つにしています。

人造人間13号がボスです。超サイヤ人が複数でかかっても倒せない強力な敵キャラですが、ドラゴンボール関係のゲームではあまり優遇されていないように思えます。
人造人間編ではセルという大ボスがいて、どうしてもそちらを倒さないと人造人間編自体が終わった気がしませんし、13号がその下の中ボスのような位置づけになってしまいます。

劇場版というくくりで見ても、その前がクウラとメタルクウラで2作、ブロリーがボージャックを挟んで3作ありますね。ボージャックは超武闘伝2に出ているので、私みたいなおっさんに差し掛かってくる年代だと割と馴染みがあるのですが、13号はあの頃のゲームに出てなかったように思いますしやや知名度的に落ちる感があります。

超サイヤ人以外も頑張る!

超サイヤ人たちだけではなく、ピッコロ、悟飯、クリリンも闘います。
悟飯はまだ超サイヤ人になっていませんね。精神と時の部屋に入る前の髪型。ですからあまり戦力にはなりません。ベジータが13号の必殺技であるデッドリィボンバーをエネルギー弾で弾き飛ばしたのに対して、クリリンを狙った13号の光弾は悟飯では弾けず、クリリンに当たってしまいます。

クリリンはかめはめ波のようなポーズから連続エネルギー弾を13号に当てます。劇場版において彼が敵のボスにまともに攻撃を当てたのも久々ですね。ビッグゲテスターのロボットは倒せていたのですが。
「悪の心では元気玉は作れない」という趣旨の発言をしており、この後も議論に持ち出されます。超サイヤ人と元気玉は両立するのか。原作最後のブウ戦では、悟空が元気玉を撃っている最中に超サイヤ人になっていますし、セルはゲーム(ドラゴンボールZ3)で元気玉を作ったりしていますしね。可能か不可能かはよくわかりません。

ピッコロは悟空の助太刀に登場し、13号を妨害。顔を踏まれながらも悟空に熱いメッセージを送ります。口元を押さえられているように見えますが明瞭に発音できたんですね。

・その他のキャラクター

ドクター・ゲロ

人造人間20号として活動していましたが、今作の冒頭で17号に殺害されます。原作にもあったシーンで、使い勝手がいいのか何回か見る機会があります。GTでもゲロの回想で出てきたりしますし。

機械の体だからなのか、原作では首を飛ばされても血が流れていませんでしたが、今回の劇場版では血かオイルわからない液体がだらだら流れて、地下のコンピュータを濡らして不気味に光る演出が入ります。