【送料無料】 DRAGON BALL THE MOVIES #10 ドラゴンボー… |
一言で感想 : 伏線回収や話運びがよくまとまっている話
・あらすじ
ドラゴンボールを探して旅している悟天とトランクスとビーデル。道中で立ち寄った村で、村人たちが抱えていた問題を解決したものの、悟天が泣き声をあげたことがきっかけで、近辺の氷の下で眠っていた伝説の超サイヤ人、ブロリーが目を覚ましてしまう。
・見どころ!
序盤の雰囲気は悟飯主人公編のよう
本作は個人的にちょっと印象が薄いというか、ブロリーが再び登場ということで、実質の敵がブロリーのみでしたから当時見たときも少し残念だった記憶があります。敵の大ボス以外の部下が多い劇場版を見慣れてきていましたしね。
ですが今回感想を書くにあたって見返したところ、ビーデルの水晶や、ドラゴンボール集めといった伏線を回収したり、お約束ネタをパロってきたりとなかなか工夫が見られます。決着間近の悟空のセリフ、「オラがいねえと守れねえんかーー!!」というのが非常にすっきりしましたし、むしろかなり面白い話だったと評価を改めました。ドラゴンボールを重要な要素として使っているのも好感が持てます。
さて、話の序盤は悟飯が登場せず、悟天とトランクスとビーデルの3人が村で活躍します。悟飯がハイスクールに通っている時のような、悟天たちが超パワーで問題解決していく展開です。
ビーデルの活躍も多いので、ファンの方は見ておくべき話ですね。
ブロリーが現れてもどこかふざけたムードが漂っているのは、悟天とトランクスがいる以上仕方がありません。ただトランクスが徐々に必死になっていくのに対して、悟天がどうもふざけているようにしか見えないのでやや好感度が下がりました。
皆で協力して親子3人かめはめ波!
ブロリーとの決戦ですが、ビーデル、トランクス、悟天と次々と倒れ、後からやってきたクリリンも戦闘不能となってしまいます。
残った悟飯1人が超サイヤ人になって応戦しますが、さすがにブロリーには歯が立ちません。このとき悟飯は、自分もあの時(最初に戦った時)よりパワーアップしているはずなのに、と嘆きます。
そうだったっけと思い返してみました。ブロリーとの初戦(「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」)の際に悟飯はまだ超サイヤ人2にはなっていませんでしたね。悟空の方が強いという扱いでしたし。
次の「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」では最後に超2になっていたのでした。今回の青年悟飯は本気を出せば超2ぐらいの強さはあるはずです。ダーブラ戦ではベジータにこき下ろされていましたが。ともかくブロリーとの初戦の時よりは強いわけですね。
最後はブロリーの巨大なエネルギー波に対してかめはめ波で抵抗します。目を覚ました悟天も横に立ってかめはめ波。ちなみに「かめかめ波」ではなかったように思います。
この前後、起きてきたビーデルが悟飯を援護したり、ボロボロの状態のトランクスがブロリーにエネルギー波を放ったりと、倒れた仲間が次々と援護してくれるというシーンがあります。
たくさんいた仲間が次々に倒れて悟飯だけになってしまったボージャック戦とは逆の展開ですね。むしろアニメでのセル戦に近い。皆で団結して巨大な敵に挑むという、胸が熱くなる話でした。
・その他のキャラクター
クリリン
いつもでしたら序盤から悟空と共に行動していたり、カメハウスにいたりと出番の多いクリリンですが、今作ではなかなか出てきませんでした。
出番なしかとも思ったのですが、終盤に登場します。
登場シーンや活躍についてここで詳しく書くと、本作をまだ見ていないという方の楽しみが真面目に一つ失われてしまいますので、あえて言及しないでおこうと思います。
最後のオチ役も担っている存在ですので、やはり劇場版にはクリリンの存在があると嬉しいですね。