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意外なアニオリ部分も見どころ Z 286話 「やっぱり最強孫悟空!!魔人ブウ消滅」
一言で感想 : 皆で協力していることが伝わります
アニメオリジナル要素 ★★★
原作 : 42巻516話
・あらすじ
ブウを倒すために必要な元気が集まり、悟空はついに元気玉を放つ。ドラゴンボールの力も借り、ついにブウを消滅させることに成功した。
・見どころ!
サタンやデブブウも協力!
前回で元気玉に必要な元気が溜まりましたが、時間稼ぎのためにブウと闘っていたベジータがブウのそばで倒れ込んでしまっており、悟空はなかなか元気玉を撃つ事ができません。
状況を把握したブウは悟空に連続エネルギー波を放ちます。
原作では大きなエネルギー弾を悟空が瞬間移動(?)でかわすということろは描写されていましたが、アニメではその先にエネルギー波を悟空が受け続けるというシーンが入ります。悟空は超サイヤ人にもなっていない状態でしたが、ブウのエネルギー波を食らっても割と平気そうでした。
ベジータは自分に構わず元気玉を撃つように呼びかけますが、なかなか悟空は撃てないでいます。地獄で見ているフリーザは、その甘さが命取りだと嘲笑い、一方バビディは悟空に撃つように期待しています。バビディに関しては後ほど、少しブウへの思い入れを感じられるシーンもあります。
と、ここで立ち上がる者の姿がありました。デブブウです。ブウの攻撃で戦闘不能状態かと思われたデブブウですが、なんとここで戦線復帰してきます。顔つきが厳しく、何かを考えているようですね。デブブウを心配して駆け寄って来るサタンをビンタで吹っ飛ばし、ブウの方へ歩いていきます。アニオリシーンですね。
悟空を攻撃し続けるブウに渾身の体当たりを食らわせるデブブウ。そしてサタンに呼びかけます。サタンが意図に気づき、倒れているベジータを担いで駆け出します。
原作ではいつの間にかベジータのところに行っていたサタンの意外な行動に感心させられましたが、デブブウにも活躍の機会を与えたアニメの演出もいいですね。
ちなみに悟空のセリフは原作通りサタンを称える内容で、デブブウには特に言及がありませんでした。
最後にドラゴンボールが決め手に
Bパートではいよいよ決着の時が迫ります。ここでもアニオリ部分がかなり多くなっていますから紹介していきます。
元気玉は撃ったものの悟空自身の体力の低下で、ブウを倒しきれない状況です。
まずはベジータがデンデに呼びかけて、悟空の体力回復を頼みます。デンデは界王神に頼んで瞬間移動を依頼しますが、界王神自身の体力が失われており瞬間移動ができないとのこと。ここに関しては、デンデが界王神の体力を回復させればいいじゃないかという指摘がよく見られますね。一方、瞬間移動に使うのはMP(マジックパワー)で、デンデが回復できるのはHP(ヒットポイント)だから別物ではないかという考え方もあります。
どこがアニオリだったかというと、ベジータがいろいろ発案しているところです。先のデンデへの提案も原作ではデンデが自ら思いついたようでした。ベジータはさらに、地球人からもっと元気をもらうように指示してきますが、これは界王様によって止められます。それに対して「うるせーぞ界王!」と、すごいことを言うベジータ。サタンを脅して地球人に呼びかけさせようとします。
そして最後の発案。ポルンガへの3つ目の願いが残っていることに気づいたベジータは、デンデに呼びかけます。デンデも意図を理解して、悟空の体力を戻すという原作通りの願いへとつながっていくのでした。
原作ではデンデが次々とアイデアを出していくという展開でしたが、アニメではいくつかの起点がベジータになっています。デンデの活躍が少しベジータに奪われてしまった感がありますね。ですが全体的には皆で協力しているのが伝わる改変だったと思います。
闘いの後で悟空は地面に降り立ちます。ベジータと共に親指を立ててニヤリと笑いあう、清々しい終わり方でした。
・その他のキャラクター
悟飯、ピッコロ
地球のどこかを飛んでいるピッコロが悟飯に呼びかけます。悟飯は倒れている人々を介抱しています。そういえば地球人たちは元気玉で思い切り元気を取られまくっていたんでしたね。
悟空が界王神界で戦っていることを察したピッコロたちですが、悟飯はキビトがいないと界王神界へは行けないという認識で、いったん皆で天界の神殿へ向かうこととなりました。
まず降り立ったピッコロの姿を見て皆が盛り上がり、いつの間にかビーデルの肩に手を置いている悟飯に対し、ビーデルが涙ながらに心配していたと訴えます。ラブラブ状態ですね。
トランクスや悟天も来て、ブルマやチチとの再会を喜びます。ここも原作では省略されているシーンでしたが、うまく繋ぎで入れてきていますね。