ゴテンクスの華麗な技の数々！ Z 258話 「本気で行くぜ！！超ゴテンクス全開」

一言で感想　：　ギャラクティカドーナツが迫力ある技に

アニメオリジナル要素　★★★
原作　：　41巻490話

・あらすじ

精神と時の部屋に入り込んできたブウを、ゴテンクスが迎え撃つ。当初超サイヤ人にならずに戦おうとしていたが、実力差がありすぎてついに超サイヤ人に変身することとなった。

・見どころ！

ゴテンクスの華麗な技の数々！

精神と時の部屋でいよいよ激突する2人。
超サイヤ人にならないゴテンクスに対して、ピッコロは不安を隠せません。

いきなり猛ラッシュを仕掛けるゴテンクスでしたが、全くブウに効いた様子がなく不安な幕開けとなっていました。
それでも「ブウがやせ我慢している」との解釈に辿りつくゴテンクス。このポジティブ思考は羨ましいですね。

原作では以降は4ページほどで攻撃が終わり、ブウに手痛い一撃を食らって次の展開となるのですが、アニメではもうちょっと通常ゴテンクスの攻撃が続きます。
ダイナマイトキック、ローリングサンダーパンチと、技名もしっかり言います。
ダイナマイトキックって、サタンの技と同じような気がしますが、たまたま被ったのでしょうか。ダイナマイトキックブーメランという技も披露し、これを食らったブウの周囲が爆発を起こしますが、やはり全然効いていないようです

ローリングサンダーパンチは原作ではあまり描写されていませんでした。わずかに腕の回転が見られる程度。
アニメでは腕をグルグル回転させて、その勢いで殴りつける技と描写されています。肩関節が外れそう。
ブウにはここを殴るようにと、顎を指さされていますが、これもダメでした。

イノシシアタックも出ます。これは原作では頭突きのような技でしたが、アニメではイノシシのように突進しつつブウの背後へ回り込んで次の技へとつなぐ技となっていました。

以降はミラクルスーパーパンチ、マグナムサンデーなど、原作にあった技もちらほら。
個人的にはハイパープラズマショートケーキがどういう技なのか知りたかったのですが、あいにく様子が画面に映らずに技の名前が叫ばれるだけでした。

他に出したい技名を忘れてしまったゴテンクス、メモを見ながら思い出したのが「バーニング杏仁豆腐」。しかし技を当てる前にブウにぶん殴られてしまいました。

他には無数のパンチを放つ千手観音パンチ（と言っていると思われる）、回転しながら上昇して蹴りを放つ大回転キックという技も披露していました。

超ゴテンクスが大技を繰り出す！

今回はゴテンクスがピッコロに対し、戦いの美学を語ります。
簡単に言うと、あっさり敵を倒しては面白くないし盛り上がらないので、ピンチになってから倒すようにしたいというのが理想のようです。
この考え方が、原作通りに後から大ピンチを招くことになってしまいます。

さすがに実力差が大きいため、通常状態では勝てないと踏んだゴテンクス。
超サイヤ人になり、先ほどまでとは一味違う大技を繰り出します。ギャラクティカドーナツです。

原作ではブウに命中したそのページ内ですでにブウに破られ始めるという、割と見かけ倒しの技扱いでしたが、アニメでは描写が強化されていて強力に見えます。
原作は背景が精神と時の部屋で白いので、技が結構地味に見えるんですよね。
アニメの場合は精神と時の部屋ですが、セル編であったように気功や気温の変化が描写されているため、技によって外と同じような環境の変化も起きていて、派手に見せることができています。BGMも緊迫感を煽りますし。

結局原作同様技はブウに破られてしまいましたが。
飛び散ったドーナツの破片もエネルギー波なのか、当たった部分の床に穴を開けています。

・その他のキャラクター

ブルマ

神殿にいるために精神と時の部屋の様子がわからずにイライラしています。
ブウに負けてピッコロが精神と時の部屋の扉を壊した場合、トランクスたちが閉じ込められてしまうことについて、怒りが収まらない様子。

その場合でも、ドラゴンボールで生き返る事ができるというデンデに対しても怒りをぶつけます。
トランクスたちに、負けたら死ねというのか、神様がそんなこと言っていいのか、人が死ぬのは凄く辛いことなのだと、説教してきます。

じゃあどうするんだという話ですね。対案も出さないわけですし…ブルマがヒステリー状態になってしまってデンデもたじたじ。
原作にはなかった、倫理観を問うような疑問をぶつけてくるのは何か意味があったのでしょうか？
ブルマの場合は父母が先ほどブウに殺されているはずですが、その言及がないのもややキャラがぶれている気がします。