隔世の感のあるタイトル！ Z 2話 「史上最強の戦士は悟空の兄だった！」

一言で感想　：　悟空の過去が明らかに！

アニメオリジナル要素　★★
原作　：　17巻196、197話

・あらすじ

平和な日々を過ごしていた悟空たち。カメハウスにて旧交を温めるが、そこに悟空の兄、ラディッツが突然現れた。ラディッツによって、知られざる悟空の過去が明らかになる。

・見どころ！

孫悟空の知られざるルーツ！

ラディッツにより、カカロット（孫悟空）は赤ん坊のころに地球に送り込まれた宇宙人であることが明かされます。

ラディッツは、未熟なカカロットでも、地球ぐらいの星なら数年かかれば邪魔者を一掃できたはずと見込んでいます。地球には月があるため、満月の時に大猿化して暴れまわることができるからです。しかしこれはやや希望的観測かもしれません。

原作にて満月時に大猿化した際は、ヤムチャやプーアルの活躍で阻止されていましたし、彼らと打ち解けていなければ、大猿化が解けたときに始末される可能性がありました。
地球制圧に向けて動いたとしても、武天老子に弟子入りはできず、独学ではレッドリボン軍や桃白白との戦いに勝てるかどうかも怪しいところ。

さらに、これはピラフ一味の動き次第ですが、ピッコロ大魔王の復活可能性もあります。常時大猿化していれば勝てるでしょうが、通常状態では一度ピッコロ大魔王に倒されています。
いざラディッツが地球にやって来たら、ピッコロ大魔王の支配が続いていたかもしれません（その場合はピッコロ大魔王を倒しておしまいでしょうが）

不在キャラは口頭で説明される！

カメハウスには、もともといた亀仙人とクリリンのほか、ブルマ、悟空、悟飯が集まります（あとウミガメ）。

ヤムチャはブルマと喧嘩したため、今日集まるということは教えてもらえなかったそうです。
ランチは天津飯を追いかけてどこか行ってしまったとのことで、意外と面子としては少ないですね。ウーロンもいませんし。

ヤムチャや天津飯がいれば、ピッコロと共闘しないIFストーリーがあったかもしれません。悟空、亀仙人、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子の一団VSラディッツとなるとどちらが勝ったでしょうか。そちらを想像してみるのも楽しいです。

・その他のキャラクター

クリリン

日常パートでも出番が多いのがクリリンです。今回はラディッツが真剣に話しているのに、日常パートのノリで話しかけたため、しっぽでぶっ飛ばされ、壁に激突してしまいます。

痛い目には遭いましたが、悟空を勧誘しようとするラディッツには正面切って反論する辺りは仲間を大切に思う気持ちが伝わってきます。次回ではさらに男気のある決意を見せてくれます。

亀仙人

解説役の亀仙人がいてよかった！と思わされる回です。

ラディッツによれば、悟空は赤ん坊の時から命令を受けているために地球制圧に動くはずなのですが、結局そうはなりませんでした。そこで悟空が幼いころに頭に衝撃を受けたことはないかと尋ねます。悟空にも自覚はありましたが、亀仙人が当時のことを細かく語ってくれるため、ラディッツの説明と相互補完されてわかりやすくなっています。