ピッコロ対バビディの激闘! Z 237話 「愛する者のために…ベジータ散る!!」

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一言で感想 : ベジータが散るブウ編の山場です

アニメオリジナル要素 ★★★
原作 : 39巻466、467話

・あらすじ

魔人ブウとの戦いにおいて、攻撃を当てても復活してしまうブウに徐々に追い詰められていくベジータ。もはや勝利は無理だと悟り、自分を犠牲にしてでも魔人ブウを道連れにすることを決める。

140ベジータ

・見どころ!

バビディがピッコロの攻撃を防ぐ!

ベジータメインの回ですが、あえてバビディやピッコロに注目します。
バビディはトランクスと悟天がやってきて、助けられたベジータが目を覚ましたのを見て嘲笑います。仲間が来ようがベジータが目を覚まそうが、ブウには勝てっこないと余裕なのですね。

しかしバビディに後ろから忍び寄る影が。ピッコロです。
ここでなぜかアニメオリジナルの場面。バビディがピッコロに対し、「相変わらず顔色が悪いんじゃないか、緑色だぞ」と馬鹿にしてきます。ピッコロは「顔色は生まれつきだ」と返します。

「相変わらず」って、いつのこと言ってんでしょうね。ピッコロは来て早々にダーブラに石にされてましたので、バビディと顔も合わせていないと思います。

ピッコロは原作同様にバビディに襲い掛かりますが、ここでも意外な展開。なんとバビディはピッコロのチョップをバリヤーで防ぎます。これには驚き。やりますねバビディも。

さらに攻撃もできるぜと、パッパラパーの魔術でピッコロの身体に液体金属のようなものを浴びせます。電撃が出ているのか、体を押しつぶすのかはよくわかりませんが、ピッコロも少しだけ苦しそうでした。
ネイズバインドウェーブみたいな感じですかね。

粘ったバビディですが、結局バリヤーを破られて原作通りピッコロのチョップで体をちぎられてしまいます。断末魔に悲壮感がなかったので、後から復活しそうな雰囲気ではありました。

父親らしいところを見せるベジータ!

GTや超ではときおりマイホームパパ状態になっているベジータですが、Zで最大限に父親らしいのがこの回でしょうか。

助けに来たトランクス(と悟天)に逃げるように指示。死を覚悟したから家族愛を出すことができたのだと思われます。
トランクスを抱いてやり、気絶させてピッコロに後を託します。

死んだら悟空に会えるかとピッコロに尋ねるベジータに対し、ピッコロは無理だと答えます。罪のない者を殺しすぎたベジータは、死んだら魂が浄化されて新しい生命体に生まれ変わってしまうためです(アニメではセルやフリーザが地獄で暴れていましたが)。

この世への未練がどんどんなくなっていくベジータの悲しみが溢れていて、こちらも苦しくなります。

ブウを倒すには通常の攻撃では駄目で、粉々に吹っ飛ばすしかないと判断したベジータは自爆します。

今回の最後のナレーションも「壮絶な光のかなたに超戦士は消えた。その名は誇り高きサイヤ人の王子、ベジータ」とやたらとカッコいいですね。
しかし次回予告でもう魔人ブウが甦ってしまうので、若干余韻が足りません。

・その他のキャラクター

孫悟天

トランクスに続いて悟天もブウのもとに向かおうとしますが、ここでアニメオリジナルの場面。ピッコロが悟天の腕をつかんで、行っても無駄だから行かないように説得します。

しかし、悟飯がここにいたら、きっとベジータを助けに行くはずだと反論して、ピッコロから離れてトランクスの後を追います。正義感は兄譲りですね。

この回はベジータとトランクスの絆が描写されます。
悟天もトランクスと共に魔人ブウからベジータを救出しに来たのですが、ベジータにはほとんど無視されています。

倒れているベジータに対して、「死んじゃったの?」とか言い出したところをトランクスに怒鳴られます。そもそもベジータは超サイヤ人化が解けてないですしね。
トランクスが父親思いで割とカッコよく描写されている割に、悟天はちょっと下げられていますね。

ベジータに抱かれるトランクスを見て、少し羨ましそうにしています。やはり悟天の心情的にこういう場面があるとわかりやすいですね。