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一言で感想 : 国民達が極端
アニメオリジナル要素 ★★★★★
原作 : 13巻152、153話
・あらすじ
ピッコロが世界の悪人に向かって好き勝手に振る舞うように呼びかけた結果、国民の間に暴動が広がる。
・見どころ!
暴力衝動が凄い国民
今回もアニメオリジナル部分が中心です。超神水を探しに行って氷の洞窟をさまよっていた悟空とヤジロベーは、ようやく目的を果たして脱出。あふれる力を手にしました。
如意棒を使って上の方から脱出します。微妙に引き延ばし気味に黙った悟空がずっと映っていたりするのが不可解ですが。
あとはカリン様の力も借りて、ともかく洞窟からおさらばです。新しく筋斗雲ももらい、ピッコロの元に向かいます。
一方ピッコロは世界に向けて演説を振るいます。悪人達にやりたいことをやれとか、もう縛る物は何もないと言って煽ります。原作では特に国民達の動きは描写されませんでしたが、アニメでは結構ここを具体的に見せてくれます。
演説が終わってすぐに暴れ出す極端な国民。店の物を盗んだりトラックで突っ込んだりは当たり前。囚人達も脱出して警察に復讐。マシンガンを撃ち込んで火炎瓶を投下します。普通っぽく見える人たちも武器を持って暴れる準備をしています。こんな野蛮な国民達だったのでしょうか。性善説とは一体。
ハッチャンと暴走族の出会い
あとはハッチャンたちのパートです。スノが国王を祝う式典に参加していたのですが、ピッコロの襲撃があって式典も街もぐちゃぐちゃに。心配したハッチャンがスノのところにやってきます。
ハッチャンに会えて安心したスノは一瞬喜びますが、死者が多く出たことを考えると喜んでいられません。
話を盛り上げるために登場するのが暴走族の少年達。うるさく音を立ててバイクでやってきます。荒れた街に金目の物はないか探しに来たようですが、釣果はいまいち。
彼らは「魔」の文字を服にあしらって、自分たちを魔族と言っています。
スノとハッチャンが、傷ついた人たちを助けてほしいと頼みますが、最初はあざ笑ってきます。ついにはナイフで切られかかりますが、ハッチャンには勝てません。最終的に病院までけが人を運んでくれるようです。丸く収まりましたが信念も何もないですね。
・その他のキャラクター
ランチ
元気ならばカメハウスで作戦会議となっていそうですが、亀仙人の死を知って皆落ち込み気味です。ランチは天津飯が使う魔封波に望みを託します。しかし魔封波を使った者は死ぬというヤムチャの指摘によって、やはり沈痛なムードとなります。神龍もピッコロに殺されてしまいましたし。
ランチも天津飯のことが好きだった割に、犠牲も仕方ないというような話をするのが少し不思議ではあります。
後から天津飯と電話して、彼からキングキャッスルに向かっていることを告げられます。つまり魔封波を使うことの宣言です。それを察したランチはさすがに悲しみで顔を歪ませるのでした。「手ぐらい握っとくんだったな」と後悔しています。