対応できないベジータ 超 69話 「悟空VSアラレ! ハチャメチャバトルで地球が終わる!?」

一言で感想 : 超サイヤ人ブルーと渡り合う力

アニメオリジナル要素 ★★★★★
マンガ版 : 5巻26話以降

・あらすじ

世界発明アワードにブルマがノミネートされており、悟空は会場で警備のバイトに就くが、栄誉に輝いたのはペンギン村の則巻千兵衛博士の発明。博士を追ってアラレちゃんらが会場に現れる。

ブルマの受賞なるか

今回は「ワイワイワールド」から始まる異色の回。鳥山明作品「Dr.スランプ アラレちゃん」とのコラボ内容となっていますね。「ドラゴンボール」でもペンギン村に悟空が行くエピソードがあったりしましたから、えらく久しぶりですね。桃白白は出ません。

世界発明品アワードが開かれます。この1年の最も優れた発明品が発表される会だそうですね。「発明アワード」なのか「発明品アワード」なのかはよくわかりません。テレビ中継では前者の表記、レポーターは後者で喋っています。

ブルマもノミネートされていました。タイムマシン以外にいろいろ研究していましたから、何かしら作っていたのでしょう。ベジータとトランクスも同じ会場にいますが、ベジータは妻が栄誉を受けそうなのに無関心。戦闘以外には興味がないということなのでしょうか。戦いでは及ばなくても、他の分野で妻が優れていればそれなりに喜びそうなものだとも思いますが。

Dr.マシリト現る

結局受賞したのは則巻千兵衛博士の「ホンモノマシーンマーク2」。これはイメージの力で空気から欲しいものを作り出せるという結構とんでもないものです。受賞も納得。プレゼンターのミスター・サタンから祝福されてつつがなく終わりそうでしたが、乱入社がいます。Dr.マシリトです。私はドラゴンボール世代ではありますがDr.スランプ アラレちゃん世代ではないので、いまいち登場人物の関係がわかりません。マシリトって死んでたのか…と思ったぐらいです。

そしてマシリトが連れてきたのがアラレとガッちゃん。「アソビタインX」という薬によって遊びたい欲求が増幅されています。危険な状態。なお、当時のアニメの声優が内海賢二さんや野沢那智さんの死去などがあってだいぶ変更されていますね。

Bパートではアラレ対ベジータ、さらにアラレ対悟空が展開します。アラレと悟空は知り合いで、互いのことを思い出したシーンにはホッとしましたね。それでも戦いを止める気が双方ないようで、悟空などいきなり超サイヤ人ブルーになって応戦します。

結構無茶苦茶な話でしたが、解決法が発明品を使ってのものだったり、ブルマが発案したりと参加メンバーに無駄がなく丁寧なストーリー運びだったと思います。

・その他のキャラクター

ベジータ

ネコマジンにもそうでしたがギャグ漫画の相手には相性が悪いベジータ。アラレ相手にギャグ漫画の戦い方で挑みますが、付け焼き刃ではどうにもならず退場してしまいます。地球割りをまともに見てしまい、「物理法則を無視するのは反則だ」と、ギャグ漫画に入り込めていない突っ込みを入れてしまいました。
アラレに対して「強すぎる」という感想を漏らす姿はなかなか悲しいものです。