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一言で感想 : ヤムチャ大活躍が嬉しい
アニメオリジナル要素 ★★★★★
マンガ版 : 5巻26話以降
・あらすじ
シャンパの発案によって第7宇宙と第6宇宙との野球親善試合が行われるが、大半が野球のルールを理解しておらず大荒れの展開となる。
第7宇宙キャプテンはヤムチャ
日常回らしいハチャメチャな野球が繰り広げられて面白いです。1話で終わるのがもったいないぐらい。過去シーンをなぞるようなセルフパロディが多く、私は個人的には結構好きな内容ですが、悪ふざけともとらえられて賛否両方あるようですね。
シャンパは第7宇宙の美味しいものを食べられればいいというだけでしたが、ヴァドスが運動後のご飯は格別だというもので、野球の親善試合を行うこととなりました。第6宇宙側が第7宇宙の地球に出向いてきます。
第6宇宙側は前の対戦でお馴染みの面子ですね。ヒットがいません。彼がいると話が長くなりそうですし、この後の話で出番がありますから今回はいなくても大丈夫でしたね。
ドラゴンボールで野球というとハイスクール編の悟飯の他は、Zの10話のアニオリ部分でヤムチャが野球の助っ人として活躍していたことが思い出されます。この回は実際に見た人よりも、ネットで野球といったらヤムチャという結びつきのみが強調されているためそちらで知った人の方が多いような気がしますね。
あまりメンバーが多くありませんが「天津飯やチャオズは置いてきた」と、セル編で天津飯が言ったセリフを真似ています。「この戦いには着いて来れないだろうからな」などと偉そうに言って嬉しそうです。
6人対6人でやりますね。第7宇宙メンバーはヤムチャ、悟空、クリリン、悟飯、ピッコロ、トランクス。ビルスは監督です。第6宇宙はシャンパ、ボタモ、マゲッタ、キャベ、助っ人としてベジータと悟天です。
ヤムチャはさすがの活躍
前述のように結構セルフパロディが多い回で、悟飯が打席に立つときはハイスクール編で見せた左打ちで、しかも握りが逆なのもそのままという描写ですね。これはDVDジャケットを見てもわかりますが悟空も同じなんですね。腕が振りづらくて仕方ないような気もします。
全編通してヤムチャが目立ちまくっています。その活躍はビルスも名指しで褒めるほど。
悲惨な目にも遭っていますが、Aパートでボタモとキャベから連続三振を奪うところなど素晴らしかったです。野球専用技として出してきた狼牙風風投球拳は、狼牙風風拳と繰気弾を組み合わせたもので、ボールを繰気弾同様に指の動きで操り軌道を変えてバットに当てさせないという凄技です。悟飯が捕球できているのも偉い。
ヤムチャの最後のシーンはかつて自身が栽培マン戦で死亡したときのポーズになっており、皆が心配して駆け寄りますがベジータだけは無視しているのがリアルでした。
・その他のキャラクター
ベジータ
悟空へのライバル心むき出しである上に、野球のルールをよく知らないという条件が重なってゲームをぶち壊しにしかねない人物です。
悟空と念願の対決です。「勝負だ!カカロット」「来い!ベジータ」と、SFCゲーム「超武闘伝3」を思い出すセリフが懐かしい。ピッチャーとして打席に入った悟空に剛速球で挑むわけですが、超サイヤ人ブルーにまでなることはないですよね。しかもボールが悟空のバットに当たっているときに追撃で連続エネルギー弾を放つという無茶苦茶なこともやってのけます。
Aパートでヤムチャが活躍していますが、Bパートに行く直前にそれを見たベジータがニヤリとしていたのがなんとも不吉でした。ヤムチャの安否が気遣われた1コマです。