ヤジロベーにもっと光を! Z 33話 「死なないで父さん!!これが悟飯の底力」

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一言で感想 : チチの性格がいい方向に改変されますが…

アニメオリジナル要素 ★★
原作 : 20巻235、236話

・あらすじ

大猿化したベジータに悟空が握りつぶされかかる。悟飯とクリリンは悟空のピンチに気が付いて戻り、大猿化を解くべくベジータの尻尾を切る作戦を立てる。

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・見どころ!

1人2役が2パターン!

今回はいきなり空が真っ赤な状態から始まります。
世界の終わりを表しているのかと心配になりますが、単に夕方ということみたいです。

悟空の危機を察知して、悟飯とクリリンが再び戦場に戻ってきました。

悟空と悟飯は野沢さんが1人2役しているのは有名です。バーダックや悟天、ターレスなども野沢さんですので、野沢さん同士で会話していることも珍しくありません。

このサイヤ人編では、もう1つ1人2役を堪能できます。
クリリンとヤジロベーの声を、どちらも田中真弓さんが担当されています。

クリリンが標準語なのに対し、ヤジロベーはキャラの差別化のためか、名古屋弁が強調されています。
クリリンとヤジロベーの会話が多くなってきているのですが、2人の声を混同することがあまりなく、使い分けがしっかりされているように思います。

ベジータ役の堀川さんを加えて、声優3人で5人分の会話を回しているような状況ですが、結構珍しい状況ですよね。

ちなみに今回のエンドクレジットでは、ヤジロベーの名前がありませんので、「クリリン 田中真弓」と書いてあるだけです。
ヤジロベーがドラゴンボール史上でも最も活躍した回なのですが…

逃げなかったヤジロベーが輝いた回!

悟飯が大猿化したベジータの気を引き、その間にクリリンが気円斬で大猿の尻尾を切ろうと作戦を立てます。
結局ベジータには見破られていて失敗しましたが、潜んでいたヤジロベーが尻尾を切ることに成功、という流れです。

アニメではヤジロベーがクリリンの作戦を聞いてからも、それに乗らずに車で逃げるという一幕が追加されます。後の展開を知っていても、かなり遠くまで逃げたように見えましたので、あれれと心配になりました。結局いつの間にか戻ってきていたみたいです。

尻尾を切って人間の状態に戻っても、ベジータにはまだ力が残っていて、悟飯やクリリンを痛めつけます。

今回ベジータは悟飯を殴りながら、「どうした、スーパーサイヤ人は強いんじゃなかったのか」と言います。
のちの金色の戦士ではなく、地球人と混血の戦士を指してナッパが命名していた「スーパーサイヤ人」ですね。

原作では「サイヤ人と地球人の混血は強いんじゃなかったのか?」というセリフでしたから、改変したのが仇になっていますね。

・その他のキャラクター

チチ

悟飯がベジータに殴られている様子を、占いババの水晶玉で見ています。

相変わらず「悟飯ちゃーん!」と叫んでいてもおかしくない展開なのですが、どこを見ているのかわからないような無表情です。

ウーロンは、気絶しているのではないか?と私も思っていたような予想を口にしますが、そうではありませんでした。
なんと「闘うだよ…」と呟き、一気に豹変して暴れ出します。
悟空の仇を取るために闘え!闘え!とエールを送ります。

アニメオリジナルの展開ですが、珍しいシーンですね。結局ベジータが去った後に現場にやってきたときは、原作通りに過保護に戻っています。