DRAGON BALL Z 第39巻(DVD)
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一言で感想 : この頃のアニオリ部分はちょっと変では?
アニメオリジナル要素 ★★★
原作 : 38巻457話
・あらすじ
バビディの術にかかり操られるベジータは、悟空と戦いたいという一心で武道会場を攻撃しはじめる。周辺にこれ以上被害が及ばないよう、悟空はベジータと戦うことを決めた。
・見どころ!
ミスター・サタンの説教!
ベジータによって会場がめちゃめちゃになり、バビディによると200人は死者が出ているそうです。
そんな状況で、観客はミスター・サタンに事態の収拾を求めます。あんな奴倒してくれと本気で観客が願っているのです。
しかも審判のおっちゃんもサタンを炊きつけるようなことを言います。
前々から感じていましたが、審判のおっちゃんはサタンと悟空たちのレベル差を知っている割に、やたらとサタンを戦わせようとしますよね。実はサタンのことが嫌いなんじゃないでしょうか。
ベジータに向かって説教を始めますが、「物を壊したりしないで、もっとフェアに戦いたまえ、勝者には後でゆっくりこの私が特別に相手をして」などと、200人を殺した凶悪犯を相手にずいぶんと悠長ですね。
このあとの回でもサタンの表彰があったりと、200人死んでいる大会をなぜか続行しようとするあたり、どうもアニメオリジナル部分の展開がおかしいです。この時期の作画や動きはかなり評判がいいんですけどね。
あとは悟飯がベジータを止めようとしますが、超サイヤ人にもならず、ベジータの手を払う風圧だけで吹っ飛ばされてしまいます。原作通り悟飯がじっと見ているというだけなのもどうかと思われましたから、一応存在のアピールはできています。
界王神の発言がベジータを怒らせる!
界王神は、ベジータが悟空と戦いたいためだけにバビディに操られ、武道会で大量殺人をした心情を全く理解していません。
超サイヤ人になった悟空に対しても、魔人ブウの復活につながるからと注意し、ベジータの行動もバカなことと非難します。
それを聞いたベジータは激怒して、「ブァカなことだとーーー!!?」と怒鳴ります。声優の堀川さんの演技も迫力があっていいですね。
界王神の言い分は全く聞かれずに悟空も戦いを決意してしまい、頭越しにバビディに場所移動を命じる始末。
一応威厳を見せておきたいのか、どうしても戦いたいのならば自分を倒してからにしろと、悟空の前に立ちはだかります。
この辺りは原作と同じですが、悟空が界王神に向かってエネルギー波の気を溜める描写が結構長くなっています。
この時にベジータがちょっとびっくりした表情になるのが結構好きなんですよね。悟空が界王神をブッ飛ばしてでも本気で戦ってくれることになって、内心嬉しいんだろうなと思えて。
次回はいよいよ悟空対ベジータの宿命の対決が始まります。
・その他のキャラクター
18号
準優勝なのに話から置いていかれそうになっていますが、意外なことにセリフがあります。
「なんだ…ベジータの様子が…?今まで感じたことのない気だ」と、事態の急変に戸惑っているようですね。
しかし18号には気を探知するレーダーはなかったような気がしますけれど。