一言で感想 :
アニメオリジナル要素 ★★★★
原作 : 42巻510話
・あらすじ
界王神界での魔人ブウとの闘い。ブウの力を認めて超サイヤ人3になった悟空がいよいよ本気を出してブウに挑む。
・見どころ!
地獄でフリーザやセルが見物!
超3悟空とブウとの闘いがいよいよ始まりました。これ自体も見ごたえがあるのですが、今回は観戦組に予想外の人たちが出てきます。
界王神たちや界王様、クリリンやヤムチャは前から継続して見ているのですが、今回は他にも観戦者がいたことがわかります。
その舞台は地獄。水晶玉で闘いの模様が中継されています。鬼たちは激しい闘いに驚きを隠せません。以前に悟空と面識がある鬼たちは、以前蛇の道から落ちてきた奴だと気付いて嬉しそう。鬼たちは割と好意的なんですね。
さらに、敗れて地獄に落ちていたかつての敵たちも一緒に観戦しているのです。バータ、セル、人造人間20号ことドクター・ゲロ、リクーム、ジース、コルド大王、フリーザの姿が一気に確認できます。上からのアングルだとグルドもこの場にいたようで、後からはっきり見えます。アプール風のキャラもいますね。
ギニューはカエルになってブルマの家に行っていたり、地球消滅で死亡していたりと、なかなか経緯が複雑ですがとりあえずここにはいないようです。
ギニュー特選隊の面子は超バトルに驚いているだけのようですが、コルド大王はむちゃくちゃ怒った顔をしています。なぜでしょうか。あなたが孫悟空と会ったのは、あの世一武道会の直前ぐらいだと思うのですけどね。しかもパイクーハンに痛めつけられていましたし。
フリーザとセルにはセリフがあります。さすがにボス格はいい扱いですね。フリーザは自分の宇宙征服の邪魔をしたやつという認識なのはいいですが、「負けちゃえ、やられちゃえ、ベエーーー!」と言い放ちアカンベーをするなど、精神年齢が低くなっているような言動。一方セルは、自分よりはるかに凄い闘いをする奴がいるなんてと、驚いています。
他にも地獄に落ちたやつがいるんじゃないかと思ったら、バビディがいました。魔人ブウを部下呼ばわりし、技を教えたのは自分だと威張っています。鬼からは「バビディさんって凄い人なんですね」と尊敬すらされている様子。鬼がそんなんでいいんかと思いますね。
ちなみにバビディは内心ブウに殺されたことを根に持っているようで、密かに悟空を応援しています。
悟空と交替でベジータ参戦!
超3で戦い続けてきた悟空ですが、渾身のかめはめ波がブウに通じなかったことで気力も体力も萎えたのか、超化が解けて倒れ込んでしまいます。
そこで交替を申し出たのがベジータ。いきなりアニメオリジナルのバトルが開始されます。得意の連続エネルギー波を今回も見ることができます。なぜか超サイヤ人にならずにブウと闘っているので、案の定ボコボコにされてしまいます。観戦する界王神は「あのベジータが全然相手にならないなんて」と、いきなり「さん」付けをやめています。
ブウの攻撃を受けて、その攻撃の重さを実感。「カカロットの奴こんな相手と闘っていたのか」というセリフがここで出ます。原作では悟空が気を溜めている間に言われるのですが、アニメではまだ気を溜める前ですから順序が入れ替わっています。
大ダメージを受けたベジータに替わり、再び悟空がブウと闘います。ベジータがついに悟空を認める発言をするという、印象深いシーンを見る事ができます。かつて地球で初対決したときのシーンや、リクームを一蹴して悟空が超サイヤ人かと思わせられたシーン、ベジータが超サイヤ人化したそのお披露目シーンなども流れるので、より流れがわかりやすくなっています。
悟空がフリーザ、セルといった強敵と対峙するコマが入りますが、なぜか20号とにらみ合うようなシーンもあります。なぜ20号…?
・その他のキャラクター
ミスター・サタン
ベジータ以外に唯一界王神界で観戦しています。
バトルに驚嘆したり、悟空を応援したりしているだけであまり動きに意味はありません。
ですが、悟空に蹴り飛ばされて吹っ飛んだブウがたまたまサタンと犬のところにきます。怯えるサタンたちが見逃されるのかと思いきや、ブウは彼らに向かってエネルギー波を放ちます。どうもエネルギー波の力の反動で悟空の方へ勢いよく向かっていくことが目的のようですが、ためらいなくサタンに攻撃してくるのは驚きました。