ヤムチャ対タンバリン! 無印 106話 「魔獣・タンバリンがやってくる!!」

一言で感想 : ギランが意外と頑張る

アニメオリジナル要素 ★★★★
原作 : 12巻140話

・あらすじ

タンバリンは任務の遂行中で、次に狙うのは怪獣のギラン。そして避難中のヤムチャを狙う。一方天津飯たちはドラゴンボール集めのために雪山へ向かう。

・見どころ!

ギラン対タンバリン!

原作通りの戦いではありますが、少しその前が追加されています。動物たちの住む村で熊の親子が釣りをしているという平和な光景が見られるのですが、そこに現れたのが怪獣のギランでした。釣った魚を横取りします。意外と普段から嫌なやつですね。周囲からも嫌われています。

熊の子供が「今に神様の罰が当たるんだ!」と文句を言ったところで、頭にきたのか親子をぶん殴ろうとします。
パンチが当たりそうになったところで登場したのがタンバリン。こちらは嫌がらせというよりも最初からギランを殺す気で来ています。

ギランのパンチを体に受けますが全く効いておらず、逆に強烈な蹴りで吹っ飛ばします。切り札のグルグルガムも通じず慌てたギランでしたが、特攻で尻尾を顔面に命中させて一矢報います。以降は原作通り。彼は嫌われっぷりが強調されましたが、タンバリンに攻撃を当てるという優遇された部分も見られました。

熊の子供の方は、神様がギランをやっつけに来たんだという凄い解釈をしています。親の方はタンバリンに握手を求めようとするという困った人たち。タンバリンに殺されそうになりますが、なんとか服を切り裂かれただけで見逃してもらえます。

ヤムチャ対タンバリン!

今回は取り上げたいシーンが多くて悩みます。悟空とヤジロベーのやり取りで、クリリンとヤジロベーの声が似ているという声優ネタも聞けますし、ヤジロベーが想像する、髪と鼻がないというクリリンの姿も面白いです。

ただアニオリ部分で面白いのが、ヤムチャがタンバリンと戦う場面です。
ヤムチャは足が治りつつあるのか、すでにトレーニングを始めています。そこにいきなり現れたのがタンバリン。ヤムチャを狙っているためカメハウスの場所を道中に尋ねに来たのですが、道を聞こうと思ったらそこにヤムチャ本人がいるというめちゃくちゃな展開。

双方でお互いの素性に気づいて戦いとなります。ヤムチャの攻撃をかわすタンバリン。一方ヤムチャもタンバリンの猛攻をガードします。いい勝負になりそうでしたが、ヤムチャの足の傷が痛んで劣勢となります。ランチの銃撃によって危ないところで命を救われ、さらにピッコロ大魔王がタンバリンに交信してきたため勝負はお預けとなりました。

あとドラゴンボール探し中の天津飯や亀仙人は、氷山の中に埋め込まれてしまったボールを取り出しました。まずは1個目です。

・その他のキャラクター

ピラフ、シュウ、マイ

今回の彼らはなかなか強烈。
シンバルが死んだことを知ったピッコロ大魔王は嘆きます。側近のピアノは無表情ですが、媚びる体制のピラフたちは口々に死を悼みます。

ピラフは「ご愁傷様です」、マイは「いい方でしたのに…」、シュウは「ぐしゅん」と、それぞれコメント。ですが全く心がこもっていないことがバレバレで、ピッコロ大魔王が怒り出します。「わしの悲しみがわかるか!」と一喝されたところで本音が出ます。
ピラフは「全然わかりませんです」、マイは「全然悲しくなんかないんです」、シュウは「ねー」、と、その場で全員殺されてもおかしくないような台詞。特にマイが面白いですね。