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一言で感想 : ゴクウブラックの技がよくわからない
アニメオリジナル要素 ★★★★
マンガ版 : 4巻22話
・あらすじ
ゴクウブラックは急激なパワーアップを果たしたベジータを分析。トランクスはザマスに対して全く教わっていなかった魔封波を試みる。
また怒りの話なのか
今回は全体的に結構ぶっ飛んだ内容で面白いです。キャラ崩壊だったり前と整合性がとれていなかったりして問題はありそうですが。マンガとはかなり異なる展開であるものの、次以降でマンガと共通する展開へ持って行きます。
精神と時の部屋で修行してきて、再びゴクウブラックの前に舞い戻ったベジータ。かなり実力を上げてきたためにゴクウブラックを圧倒していきますが、完全に倒すまでには至っていない様子です。
ベジータのパワーアップの原因を分析するゴクウブラック。「わかったぞ…貴様の急激な成長の原因が」と言うから、精神と時の部屋のことも知っていたのかとちょっと驚いたのですが、その後に続くのが「怒りだな、息子を傷つけられた怒りが貴様を強く変えたのだろう」と割と的外れな内容だったのでもっと驚きました。
怒りの話はこの前に悟空が、チチと悟天が殺された話を聞いて激怒して怒ってきたというシーンで済んだと思っていたのですが、また同じような話をしたいのでしょうか。
ただそう解釈したゴクウブラックが、自らが人間相手に苦戦していることに対しての怒りとして手を傷つけ始め、それをバネに気で作った鎌を出してきたというのは予想外。しかも次元を切り裂いてそこからゴクウブラックの分身が出てくるという展開で、なんかドラゴンボールのアニメオリジナル部分って分身多いよなと懐かしくなる要素もありました。
しかしこの技は一体何だったのか。ゴクウブラック自身もよくわかっていないという不思議な展開でした。
トランクスの魔封波
悟空が切り札として亀仙人に聞いて準備してきたのが魔封波。しかし悟空本人ではなくトランクスが使うという、こちらも凄い展開です。
魔封波によってザマスを封印するための壺をトランクスが中心に修復。しかし悟空がブラック相手に手こずっているうちにザマスがブルマ達の所へ迫ってきたため、やむなくトランクスが魔封波係になります。
語感と効果とノリだけで、トランクスは見たことがなかった魔封波を練習しますが、全くうまくいくわけもありません。そこでブルマがスマホを取り出し、ピッコロが実演していた映像を見せました。ピッコロも披露したがっていましたからできてよかったですね。
トランクスがザマスに対して魔封波を放つところはマイも加わってなかなか格好よかったですが、そこからの展開はマンガと同じです。
今回はこうしたギャグの案配が適度で、シリアス一辺倒ではない工夫がされていました。
・その他のキャラクター
ブルマ
トランクスが魔封波の準備をするところですが、ザマスが迫ってきているために時間稼ぎを買って出ます。どうするのかと心配になりました。
そしてザマスの前に現れてやったのが、単にザマスと結婚したいとかの媚び始めでちょっと腰砕け。
ブルマは昔からこうした色仕掛けも辞さないキャラクターではありましたが、今の年齢でやるというのは分別がないように見えるというか、さらにザマスにそれが通じると思っているという見立てが浅はかというか、いろいろと見ていて辛い物があります。