アプールに似たキャラがいました Z 54話 「希望の星を守れ!!クリリン驚異のパワーUP」

一言で感想 : フリーザ様がまともな説教!

アニメオリジナル要素 ★★★
原作 : 22巻264話、23巻265話

・あらすじ

クリリンはデンデと共に最長老の元に辿りつき、いきさつを話した。最長老に寄って眠っていた力を目覚めさせられたクリリンは大幅にパワーアップする。
一方、ザーボンに敗れたベジータは、瀕死のところをザーボンに発見され、ドラゴンボールの情報を聞かれる前にまずは治療されることとなった。

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・見どころ!

神様とピッコロが分かれた過程!

意外なところにアニメオリジナル要素が加わっています。
ナメック星の最長老のところで、ドラゴンボールを必要とする理由を説明するクリリン。口頭の説明のみならず、最長老はクリリンの頭の上に手を置いて、過去を探ろうとします。

クリリンの知識を映像化しているのか、カタッツの子である神様の小さいころの姿が描かれます。

さらにどこかで寝ている神様から、悪の人格であるピッコロ大魔王が分離するところ、さらにピッコロ大魔王が街を破壊するシーンが流れます。若かりし神様がミスター・ポポと共にそれを悔しそうに見ています。

原作では2人に分離してしまった神様に対して「おろかな…」と言う最長老ですが、アニメでは神様になるために悪の心を分離しなければならなかったという事情を斟酌し、「残念だ」と、わりかし理解した言い方に変わっています。

このあとクリリンは最長老によって限界まで力を引き出してもらい、大幅にパワーアップします。それを悟飯にも施してもらおうといったん戻ることにしました。

オリジナルキャラのオーレン!

原作とは順番が少し入れ替わっています。原作では最長老様のくだりよりも、アプールがベジータによって滅ぼされていた村を発見するのが先でした。

アニメではアプールに似た外見の、オーレンという惑星戦士が村を発見します。ザーボンと別れて村を探しに行ったのはアプールだったはずですが、交替したのでしょうか。

ベジータは襲撃の際、村の横にある池(海?)にドラゴンボールを隠していました。村には瀕死の状態で生き残っていたナメック星人が1人おり、隠されたドラゴンボールを取りに行こうと這っていました。

そこへオーレンがやってきます。村を誰が破壊したのかを瀕死のナメック星人に聞き取り、それがベジータであることを知ると、用済みとばかりにエネルギー波で殺害してしまいます。

さっそくフリーザの元へ報告に行ったオーレンですが、先にザーボンが、ベジータを倒したことを報告していました。
フリーザはザーボンに対し、「すぐに殺そうとすることがそもそも軽率です。ベジータがもしドラゴンボールをどこかに隠し持っていたらどうします?」と、原作よりもっと叱っています。

この時点でなんか嫌な予感がしてきます。次はオーレンの報告。ナメック星人をすぐに殺してしまった軽率なオーレンは、そのことを正直に話してしまって、フリーザに燃やされてしまうのでした。

フリーザの説教は結構もっともというか、理論的でいいですね。変身前のフリーザは、変身後よりも頭がよさそうで好きなんですよね。

ちなみにアプールとオーレンとは別人ですので、アプールは今回も元気に出てきます。

あとフリーザは、今でもサイヤ人が戦闘力をどんどんと上げていることを危惧しますが、この際に「超(ちょう)サイヤ人になられては厄介ですからね」と呟きます。原作ではここでは「超(スーパー)サイヤ人」と言っていたんですけどね。

・その他のキャラクター

ブルマ、孫悟飯

ブルマは洞窟の奥のカプセルハウスに隠れています。枝毛を見つけたようですが、悟飯が突然立ち上がったことで誰か敵が来たのかと驚きます。

ちなみに悟飯はトレーニングをしてこようと立っただけでした。