悟飯に同年代の友達が！ Z 16話「走れ悟飯!！チチの待つなつかしのパオズ山」

アニメオリジナル要素　★★★★★
原作　：　18巻207話前後

Contents

・あらすじ

実家へ帰りたくなってピッコロの元から逃げた悟飯。どこかの砂浜に打ち上げられ、そこで出会った子ども達との交流が描かれる。

アニメオリジナル回ですが、異色の人情話。

前回からの続きで、パオズ山に戻ってチチに会いたがる悟飯が、ピッコロから逃げて海を漂流していました。どこかの海岸に流れ着き、そこでロムとチコという、子ども2人に発見されます。他にもジンク、ハッチという子どももいます。

彼らは皆、津波で親をなくした孤児で、施設には入らず子ども達だけで寄り添って暮らしています。

子ども達のリーダーとなっているのがピゲロという少年。声はトランクスと同じ草尾毅さん。

施設の職員が子ども達を引き取ろうと毎日やってきてるそうですが、ピゲロを中心に子どもたちが抵抗し、毎回連れて帰るのに失敗しています。

施設の職員も武道家並みの素早い動きを見せますが、ピゲロもかなり腕に覚えがあるらしく、格闘で負けてしまいます。

Aパートでは悟飯が受け入れられ、他の子ども達と楽しく交流していましたが、Bパートでは開始早々、悟飯が盗みの手助けをしています。
市場にやってきた悟飯が、突然店の前でお腹が痛いと喚き始め、心配して大人たちが集まってきたところで、仲間の子どもたちが店の食べ物をかっぱらうのです。

コミカルなBGMになっていますが、やっていることは犯罪行為。チチが知ったら卒倒しそうですね。

子どもたちの窮状というか、生きていくためには仕方のないことであるような状況を示しているのでしょうが、どうもムードが暗くないので、イタズラ気分で盗みをしているように見えますね。

夜に悟飯が目をさまし、見張りをしているピゲロに話しかけます。悟飯は他の子どもと違って自分には親がいることを打ち明けますが、特につまはじきにされることもなく皆にあっさり受け入れられます。

翌日に再び施設の人間が登場。なんと今回は警察まで来てしまいました。悟飯は剣を抜いて（！）立ち向かいますが、他の子ども達は捕まってしまいます。

唯一逃れたピゲロの運転する車で、パオズ山近くまで逃げます。
その後の皆の描写はありません。見どころのはずがあらすじを書いてしまいました。

他の子ども達は施設に入り、ピゲロはどこかへ旅に出たようです。
すでに人格形成がされているピゲロはともかく、幼い子供たちは盗みを働く生活より、施設でまともな教育を受けた方がよいと判断しての行動でしょう。

パオズ山の家で、悟飯の写真を見ています。結局悟飯が考えを改めたため、チチとは会えず。
ですが親の勘でしょうか、悟飯の接近には気づいたようです。