DRAGON BALL Z 第39巻(DVD)
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一言で感想 : ベジータの悲しみが吐露されて胸をうたれます
アニメオリジナル要素 ★★★
原作 : 38巻459話
・あらすじ
悟空とベジータの戦いは全くの互角のまま続く。魔人ブウの復活を阻止しに向かっていた悟飯と界王神であったが、バビディ達との戦いに入る前に、魔人ブウがフルパワーになってしまう。
・見どころ!
悟空とベジータの戦いがさらに激しく!
前回に引き続き、2人の激しい戦いが繰り広げられます。全体的に背景や人物の身体などの描きこみが細かく、劇場版さながらのいい作画だと感じられました。
悟空とベジータの戦いはやはりいい作画で見たいものですからね。
ところどころでバビディや界王神のアップに変わるのが難しいところですが、同時進行で悟飯たちにも頑張ってもらわなければなりません。
今回はAパートで魔人ブウがフルパワーになってしまいますから、もはや2人の戦いはストーリーの進行の上ではあまり意味がありません。もちろん戦っている2人はそれを知りませんが…
ですがせっかく戦う機会を得たので、お互い後腐れなくフルパワーで戦います。
ライバル通しで他の相手とはやはり思い入れも違うのか、「久しぶりだぜ、こんなに体が騒ぐのは!!」「おめえにはどんなことがあっても負けねえ!!」と、お互い力を認めつつかなり戦いを楽しんでいるようです。
力も互角なので一進一退のまま互いの体力が削られていきます。
この時点ですでにベジータは悟空のことを「オレのさらに上を行く天才だ」と認めてはいますよね。バビディが相手の力を引き出すという能力も持っていたため、ベジータの力も底上げされました。
ベジータにとっては幸運、他の面子にとっては悪夢でした。
悟空とヤコンの戦いを見ながら、割と冷静そうだったベジータですが、このときの悟空のパワーアップぶりに内心絶望していたのかもしれません。
せっかく頑張る気になった悟飯ですが…
魔人ブウの入った球の前に陣取るバビディとダーブラ。
ダーブラは先ほど戦ったことで悟飯の力を見切ったのか、余裕の表情。
一方の界王神は険しい表情です。ここまでキビトも失い、ベジータが操られて悟空のエネルギーが取られ放題と、全くうまくいっていません。
目論見通りだったのは、バビディの宇宙船の場所を知れたことだけですよね。
悟飯は直前に悟空にもらったアドバイスの通り、怒りのパワーを爆発させようと試みます。
しかしいまいち怒る理由が乏しいのか、義務感で戦っているようにも見えますね。
悟空のアドバイスを思い出し、さらにセル戦の回想が入るという若干の主役っぽさを見せるものの、ダーブラの方に走っていったとたんに魔人ブウがフルパワーになってしまい、すぐさま足を止めることとなってしまいました。
・その他のキャラクター
ミスター・サタン
天下一武道会の会場で優勝インタビューを受けています。
記者が大勢集まってサタンを囲んでいます。
ニコニコ笑いながら質問している記者もいますし、サタンも上機嫌。
何度も書きますが、ベジータによって200人は死んだはずです。
なかったことになったのでしょうか?
逃げたはずの観客は再び観客席に戻ってきていますし。 ここの時空はおかしいです。